兵庫県 有馬温泉
有馬は、日本最古の温泉です。
有馬温泉は、環境省の指針により療養泉として指定している9つの主成分、つまり単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉のうち、硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉ということです。
日本三名泉(有馬、草津、下呂)と日本三古泉(有馬、白浜、道後)の両方に名を連ねているのが、大阪の奥座敷とも称される有馬温泉です。
有馬温泉の歴史は古く、神代の昔、大己貴神と少彦名神の二神が三羽のカラスに導かれ、山峡有馬の里に温泉を発見したのが始まりと言われていますが、舒明天皇と孝徳天皇が行幸されたのをきっかけに、その名は広く全国に知れることになりました。
有馬温泉の泉質は、塩分と鉄分を多く含み褐色を呈する含鉄強食塩泉、ラジウムを多く含むラジウム泉(ラドン泉)、炭酸を多く含む炭酸泉がありります。
それぞれ、湧き出し口では透明なのですが、空気に触れ着色する含鉄強食塩泉を金泉(きんせん)、それ以外の透明な温泉を銀泉(ぎんせん)と呼ばれているが、泉源により成分が若干異なっています。
どちらも優れた効能があります。
なお、金泉、銀泉という名称は有馬温泉旅館協同組合の登録商標となっていますから、たとえ同じような色の温泉であっても、他の温泉は使用することができないということです。
有馬温泉では、古くから太閤さんの湯殿があるとの言い伝えがあったそうですが、その場所は特定されていませんでした。
1995年の阪神淡路大震災のとき、壊れた極楽寺庫裏下から、湯殿御殿の一部と見られる湯舟や庭園の遺構、瓦や茶器などが発見されて話題となっています。
有馬温泉と言いますと、炭酸煎餅を思い起こす人も多いと思いますが、有馬せんべい本舗の炭酸泉煎餅は、小麦粉、砂糖、でんぷん、塩、そして炭酸泉によって丁寧に作り上げたこだわりの味は是非お勧めします。

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